睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群についてのよくあるご質問 (Q&A)

Q1.CPAP装置から解放されたいのですが、その方法はあるものでしょうか?

私は52才の男性で、CPAP装置を2年前から利用。お蔭様にて快適な社会生活を送っております。贅沢を申せば機械から解放され自立したいのですが、その方法はあるものでしょうか?ダイエットや運動はなかなか捗りません。(52才、男性)

肥満の方であれば、体重を減らしてください。体重が減って、睡眠時無呼吸症候群が改善すれば、CPAPを中断できる方もいます。しかし、いびきをかいて、無呼吸が残っているようであれば、どうしてもCPAPをやめたいなら、歯科装具の使用を勧めます。しかし、無呼吸は、CPAPという治療器で消失しており、良い睡眠がとれているわけですから、CPAPの使用を睡眠習慣の一つにするつもりで使用を続けてください。

Q2.鼻マスクによるカブレが特に夏の時期にひどくなり、ついCPAP装置の使用をためらってしまいます。皮膚に快適な鼻マスクはあるのでしょうか?

鼻マスクによるカブレが特に夏の時期にひどくなります。発赤や汗疹となり、ついCPAP装置の使用をためらってしまいます。皮膚に快適な鼻マスクはあるのでしょうか?(43才、女性)

マスクはいろいろな種類があります。
皮膚にあたる部分の素材もやわらかいものから、弾力性のあるもの等様々です。違うものの使用を試みてください。また、インターフェイスが鼻孔に直接入るブリーズというものもあります。これは顔の皮膚に接触する部分がありません。 しかし、皮膚の発赤、皮膚炎等が見られたら、ステロイドのローションの塗布をお勧めします。
また、日本の夏は湿気もあり暑いので、うっとうしくてマスクをはずしてしまうこともあります。冷房、除湿をして室温のコントロールをしてCPAPをご使用ください。

Q3.CPAP装置とマウスピースの治療法は、どのようにして決められるのですか?

私の属するイビキ同盟(仮称)にはマウスピースを使用している方がいます。CPAP装置とマウスピースの治療法は、どのようにして決められるのですか? (53才、男性)

いびき同盟の方々も、いびきの程度が、小さい方から大きな方、無呼吸を伴っている方様々と思います。マウスピース、CPAPも病状に合わせて、処方する必要があります。

マウスピースは、軽症から、中等症(無呼吸低呼吸指数が30以下)の方に有効です。しかし、入れ歯の方や歯槽膿漏の方はマウスピースは使えません。いびき、無呼吸のマウスピースを作成できる歯科医を受診してください。

マウスピースの利点は、小さいので携帯性が良いこと、電源がなくても使用可能なこと、出張時や旅行の際に便利です。また、若い女性で、いびきに困っている方も是非試してみると良いと思います。

SASの治療には多くの治療選択があり、また単独ではなく、CPAPとマウスピースの併用も可能です。重症なSASの方は、CPAPのほうが良いと思います。より良い治療を受けられるように、これから皆さんに多くの情報を提供いたします。

Q4.毎日8時間程度の睡眠時間をとっているのですが、日中に強い眠気に襲われることが多くなりました。

毎日8時間程度の睡眠時間をとっているのですが、この頃、日中に強い眠気に襲われることが多くなりました。睡眠時間を増やしてみたりしましたが、いっこうに治まる様子がありません。このままでは仕事に支障がでそうで心配です。どこか悪いのでしょうか。(名古屋市 T・Yさん/54歳)

ドライバーの睡眠時無呼吸症候群(SAS)による居眠り事故が問題になっています。

SASとは、睡眠中、無意識のうちに10秒以上の無呼吸が一晩(7時間以上)に30回以上生じる病態のことをいいます。無呼吸の回数が多いと、睡眠が浅くなる回数も多くなり、深く眠れません。これでは十分な睡眠をとることができず、昼間に強い眠気に襲われたりして、学習や労働能力に悪影響を及ぼします。

現在、患者数は200万人ともいわれていますが、まだ一般に広く知られていないため、治療を受けている人はわずか3万人程度にとどまっています。またSASは高血圧の原因ともなり、狭心症、心筋梗塞、心不全などとも密接な関わりがあります。このような他の疾患を併せ持っていると、たいへん危険です。治療を受けなければ、生命の危険にまで及びます。

SASは、他の病気のように複雑な検査や治療の必要はありません。しかし鼻CPAP(経鼻持続陽圧呼吸)療法後は、月1回程度の通院を要します。鼻CPAP療法は効果的で、自宅で継続的に行うことができます。この治療法は、睡眠時に鼻マスクを装着し、小型装置から圧力をかけた空気を気道に送る事によって、気道を広げて無呼吸の発生を防ぐというものです。

CPAP療法はすでに医療保険の適用になっているので、治療費はCPAPの貸出し料金のみで、自己負担額は月々5000円程度です。気になっている方は、迷うことなく病院で受診することをお勧めします。

その他に注意すべき点としては、生活習慣の改善があげられます。肥満はSASの患者の70~80%にものぼるので、予防・改善にはダイエットが有効になります。食生活の偏りをなくし、日常の運動量の増加に努めましょう。

ページの先頭へ